快適空間の創造 三洋工業株式会社

トップメッセージ

安心・安全で、環境に配慮した高品質な建材をとおして、“快適空間の創造”に努めます。

お客様と社会によって育てられた70年。
私たちの事業は“点から面”へと広がりを見せています。

戦後復興が本格化した1948(昭和23)年に、当社は産声をあげました。セメント配給業で個人創業した当社は、1本のスレート釘との出会いから、各種ネジ・釘 をはじめ床・壁・天井の下地材、手すりやルーバー、笠木(かさぎ)などの外装材、そして工場や倉庫用の換気製品へと製品幅を広げ、近年は快適な温熱環境を 提供できるシステムフロアや安心・安全な地震対策用天井などを手掛け、人々 の暮らしに役立ってきました。

2018(平成30)年に創業70周年を迎えた当社の歩みを振り返ると、「ネジや特殊釘等の小さな建築金物から、システム天井やシステムフロアといった複合的な大型建材へ」と製品の多様化が進み、それに伴って販売方法も「材料販売から材工共販売へ」と大きな変化を遂げています。ただし、当社が手掛ける製品の多くが建物の完成時には目にすることができないものが多く、まさに縁の下の力持ち的存在といえます。
「小さな釘1本を扱っても、いつか『日本一』といわれる会社になろう」との創業者の言葉がいまも語り継がれています。

環境と日々の快適に目を向けて。
できることから一歩ずつ進めます。

この100年あまりで地球の人口が5倍の77億人にも膨らんだことはご存じでしょうか。この間、健康面の改善も進み世界の平均寿命は32歳から72歳まで伸びるという改善も見られましたが、気候変動による温暖化などのひずみも生まれ、各地で自然災害が猛威を振るっています。
いま、産業界では、国連が提唱するSDGs (Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)の呼びかけに沿って未来への動きが始まっています。三洋工業もSDGsが掲げる17の目標から、「つくる責任 つかう責任」で持続可能な消費と生産に協力するとともに、「気候変動に具体的な対策を」では、環境マネジメントシステム(IS014001、EA21)の導入や太陽光発電事業などに取り組んでいます。そして、「住み続けられるまちづくり」では、都市と人間の居住空間をより安全でより安心なものにリノベーションする力になりたいと考えています。

音・熱・光・空気・景観の“五感”をキーワードに、
社会のニーズに適合した高付加価値製品の開発に取り組みます。

当社は、2014(平成26)年に環境ビジネスの新たな構築を目指し、新製品開発を担う「環境試験棟」を技術研究所内に建設しました。以来、環境・省エネ、耐震・震災に関連する製品を成長戦略商品と位置づけ、環境分野への取り組みを強めています。
また、当社は「100年企業」を目指し、全国に広がる大切なお客様(建材店、ゼネコン、施工会社、エ務店など)との連携をより一層強め、音・熱・光・空気・景観の“五感” をキーワードに、社会動向の変化や市場ニーズに適合した高付加価値製品の開発を通じて、‘‘快適空間の創造’'に努めてまいります。
東証スタンダード市場に上場している当社は、投資家をはじめとするステークホルダーの皆様から、ESG(Environment=環境 ・ Social=社会 ・ Governance=企業統治)へのさらなる対応が求められています。皆様の温かいご評価を得ながら、安心して投資いただける魅力ある企業に飛躍を遂げてまいる所存です。